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大同寺をめぐる人々

807年(大同2年)から1200年以上もの歴史を有する古刹大同寺。

その歴史に登場する方々は、いったいどんな生涯を過ごし、どのように大同寺と関わってきたのでしょうか。

月菴宗光禅師

月菴宗光(げったんそうこう)禅師(1326年5月10日-1389年4月19日)は、臨済宗大應派の僧侶で、美濃国(今の岐阜県)恵那郡に生まれました。

もともとは天台宗の寺院であり、荒廃していた大同寺を臨済宗に改め、開山となられました。

他に開山・開創した寺院として、禅昌寺(神戸市)・大明寺(朝来市)・承福寺(福岡県宗像市)・福聚寺(神戸市)・円通寺(豊岡市)などがあります。

享年64歳にして、朝来市生野町黒川の大明寺にて遷化されました。

後年但馬国守護となり、室町幕府の要職に就いた山名時熙(ときひろ)は、月菴禅師を非常に尊崇していたということで、自分の死後は月菴禅師の墓所がある、大明寺に葬られることを望んだとのことです。